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太陽電池材料の量子効率評価

概要

近年、地球規模での環境(エネルギー)問題が取り上げられています。そのため、太陽電池の開発、とくに、有機薄膜太陽電池の開発が広くおこなわれるようになりました。 有機薄膜太陽電池は製造コストを安価にできる可能性が高く、まち、軽量でかつ、フレキシブルに使用できる(曲げられる)ことから、今後が期待されている材料の一つです。 これらを開発するために必要な評価として重要なのは、クエンチャーと呼ばれる材料を添加する前後における、母材の量子効率測定です。 ここでは、弊社のQE Seriesを使用して、どのように評価が出来るのかについて解説をしていきます。

データ

No2(ADS;PSBM)は、母剤にクエンチャーであるPCBMを混合したサンプルの励起波長490nmにおける内部量子効率を測定した結果です。No.1(ADS)に比較して量子効率が1/10以下になっていることが、かつ、強度が低くなっていますが、スペクトルの形が同じであることがわかります。


図1.ADS300RE                                                   図2.PCBM  


図3.ADS(クエンチャーを混ぜる前の母剤、固体)の結果


図4.ADS+PCBM(クエンチャーとの混合物、固体)の結果

関連製品

量子効率測定システム QE-2100

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