第38回 散乱研究会
2026年9月 吉日
各位
拝啓 初秋の候、皆様にはますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
さて、このたび「第38回散乱研究会」を下記のとおり開催いたしますので、ご案内申し上げます。
午前の部では、毎年ご好評をいただいている「光散乱基礎講座」を実施いたします。今年度は「静的光散乱法」をテーマに、光散乱を初めて学ばれる方にも分りやすいようご説明いたします。
午後の部では、高分子水溶液のミクロ相分離、界面活性剤会合体の構造解析、ゼータ電位を用いたコロイド分散系の評価など、幅広い内容の講演を予定しております。また講演終了後には「光散乱Q&A」の時間を設けるほか、講師や世話人を交えて意見交換ができる立食パーティーも予定しております。
本研究会が散乱技術に携わる研究者、利用者、提供者の皆様にとって、知見や経験を共有し、若手研究者の育成および散乱技術のさらなる発展に寄与する場となることを願っております。皆様のご参加を心よりお待ち申し上げます。
敬具
散乱研究会世話人会
木村 康之(九州大学)
寺尾 憲(大阪大学)
則末 智久(京都工芸繊維大学)
川俣 純(山口大学)
| ●名称 | |
|---|---|
| ●日時 | 2026年11月20日(金) 10:00~18:00(受付開始9:30~) |
| ●会場 |
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| ●参加費 | 無料 |
| ●担当者 | 散乱研究会事務局 (泉谷・岡本) |
PROGRAM
第1部
光散乱基礎講座「静的光散乱法」
10:00 ~ 11:40 寺尾 憲 先生(大阪大学大学院 理学研究科 教授)
静的光散乱法は、数nmからサブミクロンサイズの微粒子の質量・サイズ・粒子間相互作用を非破壊かつ同時に計測できる手法として広く用いられている。本基礎講座では、動的光散乱法を含めた光散乱法の特徴や基礎について解説したのち、おもに静的光散乱法を用いた高分子の分子形態解析の手法やコロイド分散系への応用について紹介する。 |
光散乱基礎講座Q&A
11:40~12:00 寺尾 憲 先生(大阪大学大学院 理学研究科 教授)
12:00~13:20 休憩
13:20~13:30 大塚電子 散乱製品紹介
第2部
高分子水溶液のミクロ相分離により形成される水性ナノコンパートメント
13:30~14:20 檜垣 勇次 先生(熊本大学 先端科学研究部 教授)
細胞内液−液相分離への関心の高まりから、高分子水溶液相分離研究が著しく進展している。我々は分子内に正電荷と負電荷が炭化水素を介して連結した双性イオンを含む双性イオン高分子群の特異な相分離挙動を見出し,新たな水性分子分画場としての可能性を探求している。本講演では,小角X線散乱測定に基づく双性イオン高分子集合体に関する講演者の研究について発表する。 |
小角散乱と光散乱による界面活性剤会合体の構造解析
14:20~15:10 吉村 倫一 先生(奈良女子大学大学院 人間文化研究科 教授)
界面活性剤は水中でミセルやベシクルなどの会合体を形成し、その構造はさまざまな機能と密接に関係している。本講演では、小角散乱と光散乱を組み合わせた界面活性剤会合体の構造解析について紹介する。それぞれの手法で得られる情報と相補性を概説するとともに、最近の研究例を通して、会合体の構造と物性との関係について紹介する。 |
15:10~15:30 休憩(コーヒーブレイク)
第3部
ゼータ電位とコロイド分散系:測定と解析から見えること
15:30~16:20 小林 幹佳 先生(筑波大学 生命環境系 准教授)
界面動電現象を通して得られる電気泳動移動度やゼータ電位は、コロイド粒子の帯電状態や分散安定性を理解する重要な指標である。一方で、その解釈には粒子形状、界面のすべり、塩濃度、イオンや分子の吸着などを考慮する必要がある。本講演では、ゼータ電位の基礎を確認し、分散・凝集、ゾル・ゲル特性、流動挙動との関係を、実験結果と理論解析の両面から紹介する。 |
光散乱Q&A
16:30~17:00 講師の先生方、世話人
立食パーティー(軽食とお飲み物を準備しています)
17:00~18:00


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