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第34回 散乱研究会 無料

無事終了いたしました。 多数のご参加を頂き、誠にありがとうございました。

令和4年9月 吉日

各位

拝啓 秋涼の候、皆様にはますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
 第34回 散乱研究会は前回のアンケート結果並びにCOVID-19の感染状況を鑑み,今年度もオンライン開催する運びとなりましたのでご案内申し上げます。
 午前の部では、毎年多くの方々よりご好評いただいております光散乱基礎講座を開講し、これから光散乱の勉強をはじめられる方にも分かりやすく解説いたします。今年度は電気泳動光散乱法です。
 午後の部では、様々な分野のご講演者に最新の研究や応用例をご紹介いただきます。今回も、チャット形式でご講演者にご質問いただけます。
 本研究会は、散乱関連技術の研究者および利用者、提供者が一堂に会し、それぞれが有する情報や知識、経験の共有ができる機会を提供すると共に、若手研究者の育成と散乱技術のさらなる発展・促進につながることを目的としております。
 今年度も有意義な研究会となりますよう皆様方の積極的なご参加をお待ち申し上げます。

敬具

                                                 散乱研究会世話人会
                                                  木村 康之(九州大学)
                                                  寺尾  憲(大阪大学)    
                                                  則末 智久(京都工芸繊維大学)
                                                  川俣  純(山口大学)    

●名称

第34回 散乱研究会

●日時

2022年11月18日(金) 10:00~17:00

※お申込は11月17日(木)12時で締め切らせていただきます。
※参加URLは開催日1週間前頃と前日に申込者の方にお送りいたします。

※ 参加申込みは締め切らせていただきました。

●会場

Webセミナー(オンラインセミナー)

●参加費

無料

●担当者

散乱研究会事務局 (泉谷・岡本)
TEL:072-855-8550 / FAX:072-855-8557
e-mail:scattering@otsukaele.jp

PROGRAM
第1部

光散乱基礎講座「電気泳動光散乱の基礎」

10:00 ~ 11:40 木村 康之 先生(九州大学理学研究院 物理学部門 教授)

 コロイドの分散安定性を決定する重要な物性量であるゼータ電位を測定する代表的な方法である電気泳動光散乱法について、その測定原理および、背景となるコロイドの電気的物性、動的光散乱法の基礎も含めて解説する。さらに、広い周波数範囲での交流電気泳動移動度測定法や画像解析を用いた移動度測定法などの新規手法についても簡単に紹介する。

光散乱基礎講座Q&A

11:40~12:00 木村 康之 先生(九州大学理学研究院 物理学部門 教授)

12:00~13:15 休憩

13:15~13:30 大塚電子 散乱製品紹介

第2部

Water-in-Oil型液滴の電気泳動移動度の決定因子

13:30~14:30 植松 祐輝 先生(九州工業大学 情報工学研究院  准教授)

 水中の球状固体微粒子の電気泳動移動度はゼータ電位で決まる。一方でWater-in-Oil型の液滴については、理論研究が少ない。本講演では Water-in-Oil型の液滴の電気泳動理論を紹介し、ゼータ電位1つではなく、表面電荷密度とネットチャージの2つが電気泳動移動度を決定していることを説明する。さらに、電気泳動移動度をネットチャージの計測に使う際の注意点と、表面電荷と電気泳動移動度の符号が同じにならない特殊な場合を報告する。

濁った媒質での動的光散乱

14:30~15:30 石井 勝弘 先生(光産業創成大学院大学 光産業創成研究科 教授)

 動的光散乱は、溶液中の粒子の大きさを測定する方法であり、ご存知のように様々な分野で利用されている。原理的には、測定する粒子の濃度が低い必要があり、濃度が高く濁った粒子の測定には工夫が必要である。本講演では、濁った粒子を測定するための低コヒーレンス干渉計を用いた動的光散乱法と、共焦点顕微鏡を用いた動的光散乱法について、その原理と測定例を紹介する。

15:30~16:00 休憩

第3部

高分子ミセルの形成と崩壊
 (”高分子溶液中における高次構造形成・崩壊の動力学”から講演内容が変更となりました)

16:00~17:00 佐藤 尚弘 先生(大阪大学 名誉教授・放送大学 客員教授)

 散乱法は、ドラッグデリバリーシステム(DDS)などのナノキャリアの品質管理において必要不可欠な分析法である。医薬品の品質管理は、患者の生死にかかわる重要事項であり、散乱法による品質管理は、DDS等の実用化において避けて通れない基盤技術である1,2)。また、ナノキャリアはブロック共重合体等の溶液中での自己組織化を利用して成形されるので、その自己組織化機構を十分理解しておくことは、欠陥品を作らない技術の確立に欠かすことができない。本講演では、そのようなナノテクノロジーにおける基盤技術の確立を寄与する目的で、アニオン性ブロック鎖と中性ブロック鎖とからなるブロック共重合体とカチオン性ブロック鎖と中性ブロック鎖とからなるブロック共重合体が水溶液中で形成するポリイオンコンプレックスミセルの構造特性化と自己組織化機構について解説する。

ご視聴方法

本セミナーは「Microsoft Teams」を使用します。
参加申込みいただいた方に、後日視聴用URLをご連絡いたします

インターネット環境のあるパソコン・タブレット・スマートフォンがあれば、どこからでも参加可能です。
 ※パソコン・タブレットの場合は、ブラウザで参加可能です
   推奨ブラウザ:Microsoft Edge または Google Chrome
 ※スマートフォンの場合は、Teamsアプリをインストールする必要があります

皆様のご参加を、心よりお待ち申し上げます。

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