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大塚電子 ニュース
第26回 散乱研究会開催のご案内
無事終了いたしました。
多数のご来場を頂き、誠にありがとうございました

2014年8月 吉日
各 位

拝啓、 大暑の候、会員の皆様にはますますご清栄のこととお喜び申し上げます。

さて、今年も11月に「第26回 散乱研究会」を開催する運びとなりましたのでご案内申し上げます。

午前の部では静的光散乱に関する基礎講座を開講、初心者にもわかりやすく解説いたします。そして午後の部では、散乱法を用いた最新の研究や実際の応用例について、様々な分野の先生方にご講演いただきます。さらに実演可能な機器展示を併設した意見交換会も企画しております。

本研究会は、散乱関連技術の研究者および利用者並びに提供者が一堂に会し、それぞれが有する情報・意見の交換、知識・経験の共有ができる機会を提供すると同時に、これを機に、若手研究者の育成と散乱技術のさらなる発展・促進につながることを期待しております。
今回も有意義な研究会となりますよう是非とも皆様方の積極的なご参加をお待ち申し上げております。

敬 具

散乱研究会世話人会
 柴山 充弘 (東京大学)
 佐藤 尚弘 (大阪大学)
 岩井 俊昭 (東京農工大学)
 木村 康之 (九州大学)


開  催 2014年11月21日(金)
時  間 9:50~17:00
 (意見交換会 17:00~18:30)
参加費 無料
定  員 150名
会  場 HULIC HALL 2F (地図はこちら)
 住所:東京都台東区浅草橋1丁目22-16 ヒューリック浅草橋ビル
 TEL:03-5822-5971
お申込み お申し込みは終了させていただきました

プログラム
第1部
9:50~11:45
散乱基礎講座「静的光散乱法」
 講師:佐藤 尚弘 先生 (大阪大学 理学研究科)
光散乱法は、人間の目では見えない非常に小さい分子や微粒子の重さやサイズなどを計測する手法である。光散乱法では、顕微鏡とは違って、観察対象の拡大図が得られるわけではなく、その測定結果の解釈に専門知識が必要である。本基礎講座では、光散乱法の全くの初心者からある程度測定経験のある方までを対象に、静的光散乱法の基礎を解説する。
< 11:45~13:00 > 休憩  ( 光散乱測定実演 )
< 13:00~13:15 > 大塚電子分析装置のご紹介
第2部
13:15~14:00
光散乱および小角X線散乱法による高分子および高分子複合体の構造解析
 講師: 寺尾 憲 先生 (大阪大学 理学研究科)
光散乱および小角X線散乱法は溶液中における高分子の形態の決定法として最もよく用いられる。本講演では直鎖、環状鎖、分岐鎖、そして高分子複合体について、最新の理論を用いた実際の解析例を紹介する。
14:00~14:45
タンパク質結晶化過程におけるタンパク質分子の拡散係数測定
 講師: 田中 晋平 先生 (広島大学 総合科学研究科)
巨大で異方的なタンパク質分子の結晶化には、しばしば準安定で規則性の低い集合構造が付随する。本講演では、準弾性光散乱法および蛍光相関分光法を用いて結晶化の際のタンパク質分子の拡散係数を測定し、この準安定構造の特性を探ることについて、これまでの我々および他の研究グループの成果を紹介する。
< 14:45~15:15 > 休憩 ( コーヒーブレイク )
第3部
15:15~16:00
高輝度X線を用いた最先端の散乱測定手法
 講師: 篠原 佑也 先生 (東京大学 大学院新領域創成科学研究科)
X線源の高輝度化に伴い、より小さなビームサイズ・発散角のX線の利用や、共鳴散乱やX線のコヒーレンスを活用した散乱測定手法の開拓が進んでいる。またX線自由電子レーザーでは質的に全く異なるX線も利用可能となる。本講演では高輝度X線を活かした散乱測定手法の現状と展望について概観する。
16:00~16:45
透明ポリマーの光散乱制御による高透明化
 講師: 谷尾 宣久先生 (千歳科学技術大学 大学院光科学研究科)
フォトニクス分野において、透明ポリマーの高透明化が重要な技術課題となっている。ポリマーの高透明化のためには、化学構造と高次構造の両面からの散乱制御が必要である。本講演では、透明ポリマーの不均一構造制御による高透明化および本質的透明性の予測法について述べる。
16:45~17:00
総括
< 17:00~18:30 > 意見交換会 ( 光散乱測定実演 ) 

お申し込みは終了させていただきました

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